【AFP=時事】米国の水族館テーマパーク「シーワールド(SeaWorld)」は9日、目玉のシャチショーを段階的に廃止する方針を発表した。このショーは近年、激しい非難を呼んでいた。
シーワールドのシャチ「奴隷ではない」、PETAの訴え却下 米連邦裁
同社によれば、カリフォルニア(California)州サンディエゴ(San Diego)にある全米で2番目に大きなシーワールドでは2017年から、シャチのショーの代わりに、より自然に近い環境での「教育的な」アトラクションを導入する。
シーワールドに対しては、飼育環境がシャチに与える影響に光を当て高い評価を受けた2013年のドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ (Blackfish)』の影響で、批判が高まっていた。同社が運営する11の施設は、カリフォルニア州を中心に入場者数が急減。同社は新たなマーケティ ングキャンペーンや入場券の割引などで巻き返しを図っていた。【翻訳編集】 AFPBB News