新型コロナウイルスのパンデミックにより外出自粛が求められる中、夕食会、授業、コンサート、閣僚会議、デートなどがオンラインに移行しているが、そのリストに結婚も加わる。ニューヨーク州はこのほど、ビデオカンファレンスによる結婚を許可することにした。
ニューヨーク州のAndrew Cuomo知事の補佐官を務めるMelissa DeRosa氏は、「われわれは本日、結婚許可証を遠隔で取得すること、また担当者がビデオを介して式を執り行うことを可能にする行政令に署名した」と述べた(編集部注:同州では通常、役所に出向いて面接などを受けた上で結婚許可証を取得する必要がある)。
Cuomo氏は「ビデオ結婚式と聞いて疑問が浮かんだとしても、やらない言い訳にはならない。『Zoom』で実行できるからだ」とジョークも語った。
今や社会の広い範囲で、活動をオンライン動画に移す動きが進んでいる。ビデオカンファレンスによる葬式や、授業のオンライン化もそうした例だ。さらには、Zoom経由で交際相手に別れを告げる行為「Zump」(Zoomと「捨てる」を意味するdumpを組み合わせた造語)まで登場している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。