米メルク日本法人、コロナ飲み薬「モルヌピラビル」の承認申請

米製薬大手メルクの日本法人MSDは3日、新型コロナウイルス感染症を治療する経口薬(飲み薬)「モルヌピラビル」について、厚生労働省に承認申請した。手続きを迅速化する特例承認を求めるとみられる。政府は、年内の実用化を目指しており、承認されれば、新型コロナの治療薬として初の飲み薬になる。 【写真】新型コロナウイルス

 モルヌピラビルはメルクが開発。軽症者らが発症早期に服用することで重症化を防ぐ抗ウイルス薬だ。メルクは臨床試験で、重症化のリスクを約30%下げる効果を確認したとしている。

 英国で承認済みで、日本も早期の薬事承認を前提に、160万回分の供給を受けることで合意している。

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