米ワッツアップ、無料通話サービスを年内開始

[バルセロナ 24日 ロイター] -米フェイスブック<FB.O>が買収を発表したスマートフォン向けの無料対話アプリ(応用ソフト)大手ワッツアップは、無料の通話サービスを今年第2・四半期に導入する方針を示した。
ワッツアップの利用者は4億5000万人。通信会社にとって脅威となる可能性がある。
同社のヤン・クーム最高経営責任者(CEO)がスペインのバルセロナで開幕した携帯電話見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で明らかにした。
フェイスブックは先にワッツアップを190億ドルで買収すると発表。無料対話アプリに加え、無料通話サービスを提供することで、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)事業の拡充を図る。
フェイスブックのザッカーバーグCEOは24日、ワッツアップの買収価格が高すぎるとの批判に反論。韓国のカカオトークやネイバー傘下のLINEといったライバルも、事業の初期段階ながら1ユーザー当たり年間2─3ドルのペースで収益化を実現していると述べた。

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