米国と中国のどっちに味方する? シンガポールの研究機関が今月、東南アジア諸国連合(ASEAN)の10カ国に、二択で尋ねた調査の結果を発表した。
回答者1308人のうち米国派は全体で半数を超えたが、中国派が上回った国は七つに上った。
調査は、シンガポールの「ASEAN研究センター」(ASC)が昨年11~12月にASEAN加盟国の研究者や政府機関の職員、ビジネスマンら国際情勢に一定の知識のある人を対象にネット上で実施した。
仮に米国と中国どちらかに味方せざるを得ないとすればどちらを選ぶかという質問には、回答者の53・6%が米国を選択。ただ、米国を選んだ人が半数を超えた国はシンガポールとフィリピン、ベトナムの3カ国だけだった。