米人気タコス・チェーン店の過激CMが物議を醸し話題沸騰中

健康や動物愛護の観点からベジタリアンになる人も多い昨今、彼らの「脱・肉食」を揶揄するようなCMが物議を醸している。
それは米人気ファーストフードチェーン、タコベル(Taco Bell)の最新CM。アメリカでは2月3日に国民的スポーツイベント”スーパーボウル”が行なわれたのだが、仲間内や家族との試合観戦における”ベジタリアンの立場”を暗に批判するような内容なのだ。
【映像】問題のCM
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試合観戦&食事を楽しもうと、とある家に集まる若者たち。そんな中、1人のベジタリアンらしき男性もやって来て、入り口にいた女性に”野菜の詰め合わせ” を手渡す。大いに盛り上がる試合観戦にはガッツリ食べごたえのあるものをと期待していた女性は、まさかの草食系の土産にガッカリした表情を見せ…。
ナレーションも「(皆が集まるような)試合観戦の日のベジタリアンは最悪。皆に嫌われてるかもよ」といった感じで、「野菜を持ってくる」イコール「空気が読めない」と言わんばかりの内容だ。
“野菜なんかよりも”タコベルの12パック入りのタコスを食べようよ、といった感じの同CMに対し、米消費者団体CSPI(Center for Science in the Public Interest)は不快感を表明。複数の批判を受けたタコベル側はこのCM放映を取りやめ、「私どもも野菜は大好きです。実際のところ店では毎年、4,500万ポンド(約2万トン)のトマトに1億2,200万ポンド(約5万5,300トン)のレタス、700万ポンド(約3,180トン)の玉ねぎに41万2,000ポンド(約187トン)のコリアンダーを提供しているのですから」と釈明している。
せめて「野菜との相性も抜群!」とか付け足しておけば、ここまで叩かれることはなかっただろうに…。

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