米国より貪欲!? 日本人の6割が求める幸福感とは…

既に1年数ヵ月が経過しようとしていますが、2011年に“国民総幸福度”を重視する国として有名なブータン国王が来日したことをきっかけに、「お金だけがすべてじゃない」、「幸せって一体なんだろう」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
その一方で、「お金持ちになる」、「お金があれば幸せになれる」そう思いながら、一生懸命夢や希望を叶えるために頑張っている方も多いと思います。
人それぞれ価値観が異なるため、どれが正しいというわけではありませんが、実際のところ、日本では幸せを感じる際の目安になるものとは一体何なのでしょうか。日本人が求める幸福感が何なのか検証していきたいと思います。
■65%の人が“もっと財産があれば幸せ”と回答
カンター・ジャパンによれば、16歳以上の男女を対象に、21ヵ国において財産の所有と幸福感に関し調査を行った結果、
<日本では、より多くの財産があればもっと幸せだろう、と肯定する人が65%>
と判明。
日本ではこれまで長い間所得が減少してきたこともあり、また消費税などの増税も目前に控えていることもあるのでしょう。“金銭的・物質的な豊かさを求める傾向が強くなっている”ことがうかがえます。
一方で、アメリカの結果を見てみると、もっと財産があれば幸せと考えている人は16%に過ぎず、むしろ否定的な人が59%と日本とは真逆の結果となっています。
この他、イギリスや、フランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国も財産があれば幸せと回答する比率は低く、財産の所有に対する幸福感の感じ方は日本と欧米では全く異なることが判明しています。
特に、ヨーロッパでは、労働時間も日本よりも圧倒的に短いことからも想定できるように、物質的な豊かさよりも、家族との時間を多く取るなど心の豊かさを強く求めているように思えます。
なお、欧米先進国の中で、財産があれば幸せと回答する比率はアメリカがもっとも低くなっているのは意外といえます。さすが世界一の経済大国とでもいいましょうか……。
■財産を増やす方法は大きく3つ!
それでは、日本人が強く望む「もっと財産があればよいのに」という金銭的・物質的ニーズを実現するにはどうすればよいのでしょうか。
簡単にいえばその方法は3つ。1つ目は“無駄な支出を減らす”こと、2つ目はとにかく“貯める習慣を身に付ける”こと、3つ目は“運用が自身でできるようになる”こと。
1つ目と2つ目は、誰でも思い立てばすぐに行えるものです。1つの目安として、月給の2~3割が貯められるような習慣が身に付けば自ずと財産も増えていくといえます。
運用に関しては、本を購入して勉強するもよし、実践から入るもよし、勉強会に参加するのも意義があるといえます。今後、安倍政権のもとで、物価が上昇していく可能性があることを考えると、手元の現金は実質的に目減りしてしまうリスクがあるといえ、運用による財産を増やす手段を知っておくことも重要といえます。
思い立ったら行動に移しましょう。そうすればあなたも財産が貯められるようになりますよ。

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