国連総会でロシアの国連人権理事会の資格を停止する決議が採択され、アメリカの国連大使は「歴史的な瞬間だ」と意義を強調しました。
7日の会合で、アメリカなどが提出したロシアを人権理事会から追放する決議が93カ国の賛成多数で採択されました。
米・トーマスグリーンフィールド国連大使:「これは重要で、歴史的な瞬間です。きょう、国際社会は正しい道へ一歩、踏み出しました」
アメリカの国連大使は「犠牲者の苦しみは無視されないという強いメッセージを送った」と強調しましたが、ロシアの代表は「非合法で政治的な目的の措置だ」と反発し、人権理事会からの脱退を表明しました。 また、中国は決議に反対し「このような性急な動きは、加盟国間の対立を悪化させる」と主張しました。