【ワシントン時事】米国防総省は27日、海軍機パイロットが不審な飛行物体を撮影した映像3本を公開した。過去にメディアに流出し、未確認飛行物体(UFO)の可能性があると波紋を広げていた映像だが、同省が公式に開示したのは初めて。 © 時事通信 提供 米国防総省が27日公開した、海軍機パイロットが撮影した不審な飛行物体の映像
3本のうち1本は2004年11月、残る2本は15年1月に撮影された。いずれも白黒の映像で、30~75秒ほどの長さ。物体が海上を高速で飛んだり、空中で回転したりする様子が撮影されている。 © 時事通信 提供 米国防総省が27日公開した、海軍機パイロットが撮影した不審な飛行物体の映像(中央の四角に囲まれた中)
国防総省は声明で「過去に流出した映像の真偽や、映像に続きがあるのかなどの臆測を取り除くために公開に踏み切った」と説明。問題の物体については「依然として正体不明のままだ」と結論付けた。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、国防総省は07~12年、「先進航空宇宙脅威識別計画」と名付けた事業で、UFOと疑われる映像などを分析していた。