米旅行予約サイトに「東北宿泊」開設

本政府観光局(JNTO)は、世界有数の旅行予約サイト「エクスペディア」の米国版などに、東北6県の約200の宿泊施設が予約できる特設サイトを開設した。台湾など需要が見込める六つの国・地域で順次サービスを始め、外国人旅行者を呼び込む。JNTOによると、エクスペディアに国内の1地域が特設サイトを設けるのは初めて。
エクスペディアは米国の企業が70カ国以上で運営する。特設サイトは米国のほかオーストラリア、香港、台湾版で開設。近くフランス、タイ版でも始める。いずれも来年2月末までの期間限定。
東北のホテルや旅館を紹介し、利用者の口コミなどを載せた。通常のエクスペディア同様、日付や目的地、人数で検索、予約する。
トップページにはJNTOが制作した東北のイメージ動画を2本公開。米国の旅行ブロガーらが銀山温泉(尾花沢市)や中尊寺(岩手県平泉町)を訪れた様子を取り上げた。
JNTOの公式観光情報やレストラン検索サイト、東北観光推進機構による東北のモデルコース紹介サイトのリンクも載せ、詳しい情報が調べられる。
特設ページは各国版のエクスペディアのトップページのほか、口コミサイト「トリップアドバイザー」などに掲載されたバナーをクリックして閲覧する。
11月中旬には特設サイト上に東北旅行が当たるキャンペーンページを設ける。
観光庁とJNTOが進める東北デスティネーション・キャンペーンの一環。JNTOの吉田晶子理事は「インターネットで東北旅行を大々的に売り込む初の試み。サイトの登録情報を増やし外国人旅行者の獲得につなげたい」と話す。

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