河野デジタル大臣は、紙の健康保険証を2024年秋に原則廃止し、今後マイナンバーカードに一本化する方針を明らかにしました。 河野デジタル担当大臣 「マイナンバーカードと健康保険証の一体化に向けた取り組みについて以前に閣議決定をしていましたが、それを前倒し、訪問診療・あんま・鍼灸などにおいてマイナンバーカードに対応する為の補正予算の要求を予定するとともに、マイナンバーカードの取得の徹底・カードの手続き、様式の見直し、この検討を行ったうえで、2024年度秋に現在の健康保険証の廃止を目指すということに致します」 また、運転免許証についても、現在、政府は2024年度末の一本化をめざしていますが、時期をさらに前倒しできないか警察庁と検討を進めていることも明らかにしました。 さらに河野大臣は、マイナンバーカードの電子証明書をAndroidのスマートフォンに搭載するサービスの提供を来年5月11日から開始する方針を表明しました。 岸田総理が河野デジタル大臣、加藤厚生労働大臣、寺田総務大臣と協議して決めたものです。岸田総理からは、今月中に取りまとめる総合経済対策に、▽免許証や保険証など各種カードのマイナンバーカードへの一体化の加速、▽カードの取得促進のための広報や自治体支援、▽電子証明書の手数料の当面の無料化や、民間でのカード利活用の実証実験の支援などを盛り込むとの指示があったということです。