横浜市が宮城県山元町と福島県新地町に提供する復興工事用の土の搬入が始まり、27日、相馬市の相馬港に1000立方メートルが運び込まれた。
運搬船が午前10時半ごろに着港し、土を陸揚げした。土は仮置きされ、29日に山元町の工事現場に搬入される。山元町の斎藤俊夫町長は「被災地で不足する土の提供を受け、感謝している。市街地の復興を進めたい」と話した。
土は2016年度までに計約60万立方メートルが提供される。新地町には11月以降に供給され、両町は市街地整備事業などに使う。
横浜市は山元町への職員派遣を通じ、被災地の復興工事用の土不足を知り、横浜市の公共工事で出る土の提供を申し出ていた。