仙台市泉区の5中学校などで26日、変更したスパイスの分量を誤り普段の給食より辛口のスープカレーが提供された。市教委によると、食後に不調を訴える生徒はいなかったが、残食は普段よりも多かったという。
調理したのは泉区の市野村学校給食センターで、約2000食を用意した。普段使っていたスパイスが変更になり、同じ分量で異なるスパイスを使用したところ、辛口に仕上がってしまったという。
学校給食は、食物アレルギーのある子どもたちの誤食を防ぐため、事前に決めた食材以外は使えない。このため辛さを和らげる牛乳などが使えず、使用可能なケチャップなどで辛さを抑えようと試みたがあまり効果はなかった。
市教委によると、校長が「無理に食べないように」と生徒たちに呼びかけた学校もあった。市野村学校給食センターの担当者は「今後このようなことがないようにしたい」と話した。