給食用に放射線測定器 6センターに配備へ 仙台市教委

仙台市教委は、学校給食用に納入された食材の放射性物質を検査するため、新たに簡易測定器を6台購入し、市内六つの学校給食センターに配備することを決めた。12月1日開会の市議会12月定例会に提出する一般会計補正予算案に購入費約1770万円を計上した。
 各センターに前日と当日朝に納入された食材から数種類を選んで計測し、結果は翌日までにホームページで公表する。測定器は全国で需要が高く納品に時間がかかるため、使用開始は来年3月ごろの見通し。
 六つのセンターは、市立小中学校計108校に給食を提供している。これ以外の小中学校と特別支援学校、定時制高校の計85の単独調理校については、今回購入する測定器の運用で対応する。
 市教委は9月以降、使用頻度の高い食材から週2~3品目を選び、精密測定器を持つ民間機関に依頼してサンプリング検査を実施している。簡易測定器導入後も、この検査を継続する。
 健康教育課は「実際に給食で使用する食材を検査するため、より安全性と信頼性を高めることができる」と話している。

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