統計史上1位タイの高温 3~5月の世界平均気温 温暖化とエルニーニョで

 気象庁は15日、日本を含む北半球は春に当たる今年3~5月の世界の平均気温(海面水温含む)が平年より0・41度(速報値)高く、1891年の統計開始以降、1998年と並ぶ1位タイの高温だったと発表した。
 気象庁は(1)二酸化炭素など温室効果ガスによる地球温暖化(2)昨年夏から続いていた「エルニーニョ現象」などにより、陸地に加え海面水温も高かった(3)数年から数十年周期で繰り返す自然変動-を原因として挙げている。
 一方、日本は平年を0・27度下回る49位で、気象庁は「大陸からの寒気と南からの暖気がぶつかって寒暖の差が大きく、天候も不順だったため」としている。
 同庁によると、アフリカ北部から西・南アジア、北米大陸北部、南米で高温が顕著だった。

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