6日からスタートした綾瀬はるか(27)主演の2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」(日曜後8・00)の初回平均視聴率が21・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが7日、分かった。初回は74分の拡大版で放送された。
【写真】新種の桜を「はるか」と命名し、照れ笑いを浮かべる綾瀬はるか
関西地区で19・2%、名古屋地区は20・5%だった。
上野樹里(26)主演の11年「江(ごう)~姫たちの戦国~」の初回21・7%にはわずかに及ばなかったが、全話平均24・4%を記録し、大ヒットした08年放送の宮崎あおい(27)主演の「篤姫」の初回20・3%を超える好スタート。低視聴率に苦しんだ昨年の松山ケンイチ(27)主演の「平清盛」の初回17・3%は大きく上回った。
会津藩(現在の福島県)の出身で、戊辰(ぼしん)戦争では銃を持って戦い、“幕末のジャンヌダルク”と呼ばれ、のちに同志社大学を創設した新島襄の妻となる山本八重(1845~1932)の波乱に満ちた生涯を描く物語。時代の変化にも臆することなく、激動の幕末を勇ましくしなやかに生き抜いた八重を大河ドラマ初出演の綾瀬が演じる。
東日本大震災を受け、被災地の復興を支援するドラマとして企画されたもので、幕末史はこれまで表立って語られなかった敗者から見た維新の物語として描かれている。前作「平清盛」と比べ、明るく豊かな陰影と色彩に画面が一変していることでも話題となっている。