総務省は12日、訪日外国人が日本のICTを“サクサク”利用できることを目指すアクションプラン「SAQ2(サクサク) JAPAN Project」を公表した。
総務省では、2014年4月に上川総務副大臣の下にプロジェクトチームを設置し、無料Wi-Fiに代表される訪日外国人のICT利用環境整備に向けた取組について検討してきた。「サクサクJAPAN Project」は、選べて(Selectable)、使いやすく(Accessible)、高品質な(Quality)ICT利用環境の実現を目指すプロジェクトとなる。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据え、ICTにより、「日本の多様な魅力への出会い」や「日本滞在の感動体験」をサポートし、さらなる訪日外国人の増加に結びつけるのが狙い。
具体的には、「無料Wi-Fiの整備促進と利用円滑化」「国内発行SIMへの差し替え等によるスマートフォン・携帯電話利用の円滑化」「国際ローミング料金の低廉化」「“言葉の壁”をなくす『グローバルコミュニケーション計画』の推進」の4つを柱としており、計画書には必要な取組事項が実施時期とともに記載されている。