国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関は26日、青森市の三内丸山遺跡など17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田)を世界文化遺産に登録するよう勧告した。農耕に移行せず、狩猟などを基盤としたまま定住した縄文時代の人類の生活実態を示す貴重な物証として世界的に認められた。 【写真】昨年9月に青森市の「三内丸山遺跡」を視察する国際記念物遺跡会議の調査員ら
7月16~31日にオンライン開催されるユネスコ世界遺産委員会で正式に決まる見通し。国内の世界文化遺産として先史時代は初めてで最古となる。自然遺産候補の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)にも今月10日に登録勧告が出た。