今月2日未明に関東上空で観測された「火球」の正体とみられる隕石の破片2個が、千葉県習志野市のマンションの敷地内で見つかったと、国立科学博物館が13日発表した。同博物館は「習志野隕石」と命名し、国際隕石学会に登録申請する。
重さは63グラムと70グラム。直径約5センチの丸い形が二つに割れたとみられる。同博物館の米田成一グループ長は「事故にならず、ほっとした」と話している。
専門家は大きな隕石が上空でばらばらになった可能性を指摘している。
住民が2日未明に大きな音を聞き、朝になって共用廊下を調べると破片1個が落ちていた。中庭を探すと2個目の破片が見つかった。