老け顔の人は早く死ぬ!? 「見た目年齢と寿命」驚きの関係が判明

初めて会った人の年齢がいくつか判断するとき、“お肌の様子”を見てしまうという人、いませんか? シミやシワ、クスミの有無、潤いやハリが感じられるかなどを、無意識のうちに見ている人も多いでしょう。

なんと驚くことに、この見た目年齢が、“寿命”にまで関連があるというのです!

そこで今回は、川島眞先生の著書『皮膚に聴く からだとこころ』を参考に、見た目年齢と寿命の関係についてご紹介します。

 

■“老けて見える人”のほうが先に死亡する傾向

同著によれば、“見た目年齢と寿命に関連がある”という結果が導き出された研究があるとのこと。その研究はデンマークで行われたものですが、70歳以上で同性の双子1,826人を対象に行ったそうです。

<(略)撮影を行った2001年春から2008年1月末まで追跡調査を行ったところ、1,826人の双子のうち、37%に当たる675人が死亡したのですが、その多くは「実年齢よりも老けて見えた人」だったのです。

かつ、387組の双子のうち、29%に当たる225人が死亡しましたが、2人の間の年齢差が大きく見える双子ほど、老けて見えるほうが先に死亡するという傾向が見られました。>

たしかに、元気に長生きをされている高齢者の方を見ると、顔つきや雰囲気が若々しいですよね。年齢を知って驚くこともしばしばあるのではないでしょうか。

このように“年齢より若く見える”というのは、美容以外にも、大きなメリットがあるようなのです。

 

■身体機能や認知機能にも関連あり!

また、寿命以外にも、身体機能や認知機能にも関連があることがわかったとか。

<さらに、この研究では、2年ごとに階段の昇り降りや握力などの身体機能、話し方や数字の記憶などの認知機能も測定しており、見た目の年齢はそれらとの関連も見られました。>

これについて、川島先生は次のように分析しています。

<(略)見た目が若いということは、若く見せるために努力をしているということでしょう。当然、食生活にも気を遣うでしょうし、睡眠や運動にも気を配り、自己を律する生活を送っているのではないかと思います。>

“若々しくいよう”という意識でいると、日常生活や食習慣などに気を配り、顔やカラダを老けさせない努力をしようと思いますものね。

 

■“見た目をケアしよう”という意識が大切!

<なかには「たかが見た目」あるいは「たかが皮膚」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、見た目をケアしよう、日々のスキンケアをしようという意識、意欲は、体全体を若く保つのではないでしょうか。>

そういった意味では、女性の皆さんは美容に意識が高く、年齢より若く見える方がたくさんいらっしゃいますよね。見た目のケアをしているということは、カラダのケアをしていることにつながりますので、より一層、お肌のケアを入念にしていきましょう!

 

以上、見た目年齢と寿命の関係についてご紹介しましたが、いかがでしたか? いつまでも若々しくいるために、見た目のケアとカラダのケアの両方をしていきたいですね。ご参考にしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました