老後に住みたい世界の都市、トップは「ハワイ」

 犯罪が少ない一方、物価が比較的高く、地震や台風といった災害リスクもある日本。日本人は老後に住む場所として、どこが望ましいと考えているのだろうか。
 オウチーノ総研の調査によると、20代以上の男女に「老後に住みたい国」を尋ねたところ、20代から60代以上まで全世代で「日本」が40%前後の支持を獲得し、トップだった。2位も全世代で「米国」だったが、40代は23.6%と高かった一方、20代(12.6%)や60代以上(11.4%)は10%台前半と、年代によって傾向が異なっていた。
 「老後に住みたい世界の都市」を聞くと、最も多かったのは「ハワイ」で13.3%。選んだ理由として一番多かったのは「温暖な気候」で、2番目は「穏やか」「楽しそう」「のんびりしている」といった雰囲気、3番目は「日本語が通じること」だった。オウチ―ノ総研では「『老後は都会の喧騒を離れ、暖かい土地でゆったりと過ごしたいが、なるべく生活様式は変えたくない』というのが大多数の日本人の憧憬イメージなのだろう」とコメントしている。
 2位以下は、「沖縄」が6.9%、「東京」が6.1%、「シドニー」「神奈川」がそれぞれ2.1%、「北海道」が2.0%で続いた。日本への近さと物価の安さで海外移住先として注目されている東南アジアは「バンコク」が1.7%、「バリ島」が1.4%で、割合としては低いもののトップ10にランクインした。
 インターネットによる調査で、対象は日本在住の20歳以上の男女655人。調査期間は5月21日から27日。

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