新進気鋭のモビリティテクノロジー企業newmo(ニューモ)が新たな動きを見せている。同社はタクシー事業、そしてライドシェア事業の本格展開を見据え、大阪府内のタクシー事業者未来都を買収した。自らタクシー事業に参入したのだ。
現在国内で解禁されている通称日本版ライドシェア「自家用車活用事業」は、タクシー事業者のみに運営管理が限定されている。異業種参入に大きな制限が課されているのだ。一方、本格版ライドシェア解禁に向けた議論はまだまだ続く見込みで、このまま長引くようであればこうした動きがほかにも出てくる可能性が考えられる。
なおnewmoはシリーズAラウンドのファーストクローズにおいて、100億円超の資金調達を実施したことも2024年7月に発表している。これにより累計資金調達額は120億円超となった。設立からわずか半年で大型の資金調達に成功したことになる。同社の取り組みに触れながら、ライドシェアをめぐる最新動向に迫る。