耐震性最高の戸建て住宅、大和ハウスが24日発売 巨大地震に繰り返し耐える

 大和ハウス工業は16日、巨大地震や余震に繰り返し襲われても、新築時の耐震性能を維持できる戸建て住宅の新商品を24日から発売すると発表した。
 首都直下地震や南海トラフ巨大地震への懸念が広がる中、地震への対応力を高めた商品の投入で市場開拓を進める。
 新商品の「ジーヴォシグマ」は、地震エネルギーを効率的に吸収する新たな耐震技術を採用し、壁の内部に組み入れた。これにより、大きな地震が繰り返し起きても、住宅の柱や梁(はり)といった重要な部分の損傷を防ぎ、新築時の耐震性能を保てるという。
 同社の戸建て住宅の中では最上位商品となり、販売価格はハイグレード仕様が2890万円台から、スタンダード仕様が2640万円台から。年間1200棟の販売を目指している。
 東京都内で記者会見した同社の有吉善則商品開発部統括部長は「巨大地震で倒壊しないだけでなく、地震後のダメージを最小限に抑え、人命や安全・安心な暮らしを守るとの考えに基づいて開発した」と話した。

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