宮城県亘理郡2町(亘理町、山元町)の観光を町民ボランティアガイドが案内する日帰りバスツアーの第一弾「伊達なわたり魅力満喫―政宗が絶賛したはらこめしと亘理歴史の旅」(亘理山元商工会主催)が21日、亘理町内で開かれた。
仙台、山形両市、群馬県などから観光客68人が参加。亘理町の町民ボランティア8人が大型バス2台に分乗し、町内の荒浜漁港や亘理伊達家墓所、かまぼこ店、リンゴ園などを案内した。
ツアー参加者は同町荒浜地区の秋の味覚「はらこめし」で昼食をとり、午後は旬を迎えたリンゴやユズのもぎ取りに挑戦した。
参加した仙台市若林区の自営業大庭龍二さん(59)は「車でしょっちゅう通るが観光で来るのは初めて。鳥の海の温泉施設などいい所がたくさんあり驚いた。次はぜひ知人を誘って泊まりたい」と感想を語った。
ボランティアガイドを務めた亘理郷土史研究会会員の一宮嘉輝さん(67)は「お客さんとの間合いが難しく最初は戸惑ったが、亘理のよさを知ってもらえたのでうれしい」と話していた。
亘理山元商工会は今後年4回、2町の四季折々の魅力をPRするツアーを実施する予定。