自動車産業7県で情報共有・とうほく連携会議

東北6県と新潟県の産学官でつくる「とうほく自動車産業集積連携会議」は13日、盛岡市のホテルで総会を開いた。昨年から新潟県が参加したことを踏まえ、会員企業間による情報交換の促進などを盛り込んだ本年度事業を決めた。
企業や行政関係者ら約200人が出席した。あいさつした代表幹事の達増拓也岩手県知事は「自動車産業は東北のものづくりの中核で、東日本大震災からの復興をけん引している。今後も県境を越えた連携の充実が必要」と述べた。
本年度は、企業間連携に向け相互に見学会を実施する。各県協議会のメーリングリストを活用し情報共有の強化も図る。このほか、トヨタグループ向けに新技術・新工法を展示する合同商談会を来年2月、トヨタ自動車本社で開く。
総会後、デンソー(愛知県刈谷市)の加藤宣明会長が記念講演。ものづくりの基本理念として「ダントツの品質と生産性」を掲げる同社の取り組みを説明。「日本企業の財産は人材。良い人材が育つ職場をつくることが大切」と語った。

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