自動車8社中7社が国内生産、前年割れ 海外生産は堅調拡大

 大手乗用車8社が25日発表した2011年1月の生産・販売・輸出実績によると、国内生産は三菱自動車工業を除く7社が前年を割り込んだ。エコカー補助終了後の反動減で、国内販売が、トヨタ自動車は前年同月比27・8%減、日産自動車も同16・7%減となるなど、各社とも大きく落ち込んだことが響いた。
 国内生産で最も落ち込み幅が小さかったのはマツダで、0・6%減(6万8841台)。一方、最も大きかったのは13・1%減(7万3946台)のスズキだった。リコールの影響が響くトヨタの減少幅は、13・0%減(23万4045台)と2けたになった。三菱自は28・6%増(6万89台)と唯一のプラスを達成した。
 一方、海外生産は32・8%増の29万3327台)。1月としては過去最高を記録した日産をはじめ8社すべてが前年を上回った。アジアや中南米など新興国をはじめ、景気回復傾向にある北米で販売が堅調に推移した。

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