日本には軍隊は存在しないが自衛隊が存在し、国の安全を守るために日夜活動を行っている。中国人としては人民解放軍から「軍隊といえば屈強な男性をイメージする」ようだが、自衛隊の募集ポスターを見るとこうしたイメージと自衛隊は大きくかけ離れていることに気づくという。中国メディアの快資訊は5日、「日本はすでに戦争をする気がないのだろう」と論じる記事を掲載した。
記事はまず、自衛隊は中国人民解放軍のような「軍隊」ではないが、国の防衛のために特殊な訓練を受けたり、日本政府が資金を投じ、軍隊と同じような装備を整えていると紹介した。
続けて、近年の自衛隊では「おもしろい」現象が起きていると分析。それは女性自衛官のカレンダーや、二次元キャラクターを起用した自衛官募集のポスターが登場していることだと主張し、これを根拠に自衛隊は「女々しくなっている」、「オタクが多くなっている」と主張、このような状態では「戦争などできないはずだ」、「日本はすでに戦争をする気がないのだろう」と論じた。
さらに記事は、日本では戦争を知らない若者ばかりで、自衛隊も単なる職業の1つと認識されていると分析。また、国のために命を捧げることは重要なこととは認識されておらず、「国より自分の方が重要な若者は多い」と主張し、こうした傾向が二次元キャラクターを起用した自衛官募集のポスターからも見て取れると論じた。
一方、中国人民解放軍のポスターは「国家や同胞のために」、「情熱にあふれ、不屈の意思」を表現したものが一般的であり、見る人は「血が沸き立つような思い」になると主張。こうして比較して見ると、中国では軍人になることは「理想の実現」、「国家のため」であるのに対し、日本の場合は「まるで遊びに行くかのように見える」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)