[東京 9日 ロイター] 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)審議会(金融庁長官の諮問機関)は9日、自動車や二輪車の保有者に加入を義務付けている自賠責保険料の4月からの値上げについて議論した。値上げは2011年度以来2年ぶりで、値上げ幅は従来想定の通り平均15%程度になる見込み。
自賠責保険の収支は、後遺障害の支払いが想定を上回って推移した影響で08年度以降、赤字が続いたため、金融庁は11年度と13年度の2段階で計3割程度引き上げる方針を打ち出していた。11年度には平均11.7%引き上げた。13年度の詳細な引き上げ幅は、来週に予定している次回会合で決める。