自転車で名所や飲食店を巡ってポイントを集めるイベント「ライドアラウンドin多賀城with松島ベイエリア」が1日、多賀城市と周辺2市3町で始まった。多賀城創建1300年記念事業の一環で、今年で4回目。地域全体の魅力やグルメを発掘しながらのサイクリングが楽しめる。
ポイント集めて飲食や銘菓と交換も
スマートフォンのアプリ「TraVelo」を使用する。今秋にも国宝に指定される「多賀城碑」(多賀城市)や「西行戻しの松公園」(松島町)、「馬の背」(利府町)などエリア内に約150カ所ある指定スポットを自由に回り、到着地でチェックインすればポイントを獲得できる。
集めたポイントは飲食店での食事や銘菓などと交換できる。今年はスポットやポイントを使える施設が大幅に増え、ウオーキングでの参加も可能となった。
多賀城市市川の国特別史跡「多賀城跡」で開始セレモニーがあり、サッカー女子プロ、WEリーグのマイナビ仙台の遠藤ゆめ(多賀城市出身)と石坂咲樹(仙台市出身)の両選手、深谷晃祐市長が体験参加した。
遠藤選手は「放課後の移動や休日にお兄ちゃんと遊びに行くなど、多賀城でのサイクリングの楽しさは誰より知っている。家族でも参加してみたい」と話し、深谷市長は「創建1300年とエリア全体の魅力を感じてもらえるはず」とPRした。
市や河北新報社などでつくる多賀城創建1300年記念事業実行委員会の主催。期間は7月末までで、参加無料。