自転車の危険な走行に「赤切符」積極交付…警視庁、四つの違反対象に

自転車による重大事故を防ぐため、警視庁は31日、自転車の悪質な交通違反について「赤切符」(交通切符)を積極的に交付し、刑事事件として処理する運用を始めた。

 これまで大半を警告で済ませてきた「徐行せずに歩道通行」「右側通行」「信号無視」「一時不停止」の四つの違反が対象。けが人などがなくても、危険な走行については赤切符の対象にする。東京都豊島区南池袋の交差点では同日午前10時から目白署員らが取り締まりを行い、自転車利用者に安全走行を呼びかけるチラシも配布した。

 自転車を巡っては、歩行者を転倒させて大けがを負わせるなどの事故や交通違反への苦情が後を絶たず、警察が取り締まりを強化している。

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