自転車で車道を走りやすくしようと、警視庁は6日、東京都江戸川区の東京メトロ東西線西葛西駅前の区道に、自転車の通行場所を示す「ナビマーク」の塗装を始めた。
今後は、同庁がモデル地区に定めた品川駅港南口や西武線小平駅南口にもマークを整備し、効果を検証する。
自転車は道路交通法で、車道通行が原則と規定されているが、都内の車道で専用のレーンが整備されている区間は計約11キロ・メートルにとどまっている。そのため同庁は、専用レーンが整備できない車道上に、自転車の通行場所の目安として、矢印と自転車に乗る人のイラストを組み合わせたマーク(長さ4メートル、幅40センチ)を表示していくことにした。
今回、西葛西駅前で整備されるのは自転車の通行量が多い約3・6キロ・メートルの区間で、車道の左側計190か所にマークが塗装される。