航空ジャーナリストの後藤武氏が小型機墜落事故での結論ありきの報道を告発

27日、航空ジャーナリストの後藤武氏が自身のTwitterで、東京・調布で起きた小型機墜落事故の事故原因をめぐり、テレビ局の報道姿勢に疑問を呈する投稿を綴った。

後藤氏は27日の昼に「ひるおび!」にコメンテーターとして出演。今回の事故原因について、「通常は複数のトラブルが重ならないと事故は起きない」との見解を示していた。

その後、後藤氏のもとには複数のテレビ局から出演依頼の連絡が来たようだ。後 藤氏はそのうち、ある”深夜のニュース番組”から「調布飛行場が危ないという企画をやりたい」と出演の依頼があったことを明かした。その番組スタッフとの やりとりで、後藤氏が「何が危ないか」と尋ねると、相手は「気温が高いとエンジンのパワーが」と返したそう。それに、後藤氏が「それは他の空港でも一緒で しょ?」と疑問をなげかけたところ、先方から「来なくていいと言われた」というのだ。後藤氏は、そのニュース番組について「どうしても調布飛行場は危ないという結論にしたいらしい。誰かが変わりに説明するんだろう」と推測。

後 藤氏は「事故原因が分からないうちに責任を追及すると、真相究明が難しくなることは以前から言われていること」とした上で、「重箱の隅をつついて悪者を作 り上げようとする。真実の追及よりも視聴率取れるインパクトが大事なんだろう」と、結論ありきのテレビ局の報道姿勢を批判している。

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