色つや、歯触り上々 塩釜神社で乾のり品評会

宮城県塩釜市の塩釜神社に奉納された乾のりの品評会が7日、同神社講堂であった。県漁協13支所の生産者から136点が奉納され、最高賞の「優賞(県知事賞)」に鳴瀬支所の石垣久さん、「準優賞(塩釜市長賞)」に七ケ浜支所の斎藤吉勝さんの製品が選ばれた。
 品評会は66回目。県漁協のり検査員、のり問屋組合代表らが審査員となり、重さや色、つやなどを品定めして入賞品を選んだ。
 今シーズンは、昨年秋の台風の影響で、いかだによる養殖開始が2週間遅れた。その後、生育は持ち直し、12月末までの県内の出荷量は7382万枚と前年同期比で9%上回った。県漁協は収穫できる4月までに3億9500万枚、32億円の売り上げを目指す。
 県漁協塩釜総合支所の相沢晴夫支所長は「風評被害などの影響で平均単価は前年より10%低いが、色つや、歯触りは上々だと思う」と話した。
 同神社で11日、奉納の感謝祭と入賞者の表彰式があり、入賞品が展示される。優賞、準優賞の乾のりは皇室に献上される。

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