芭蕉の足跡 岩手、宮城でたどる

松尾芭蕉が「おくのほそ道」で歩いた岩手、宮城県境の道をたどる日帰りバスツアーが30日、一関市などで行われる。一関、大崎、栗原3市の観光ボランティアガイドが初めて企画した。
実行委員会の主催で、迫街道(上街道)と呼ばれる道が舞台。JR一ノ関駅西口から一関市の蔵主沢入口までバスで移動後、苅又一里塚までの山道を約3キロを歩く。一関カントリークラブからバスで栗原市に入り、芭蕉が休んだとされる衣掛けの松を見学する。
大崎市岩出山にバスで移動して昼食を取り、天王寺一里塚周辺の約3キロを散策。JR古川駅から一ノ関駅までバスで戻る。3市のガイドが同行し、由来などを説明する。
30日は、平泉を訪問した芭蕉が一関を出発した日と伝わる。一関市の「いわいの里ガイドの会」の白沢剛一顧問は「芭蕉ファンに喜んでもらえるツアーにしたい」と意気込みを語る。
定員35人で、料金4500円。雨天決行。申し込みは26日まで。連絡先は一関観光協会0191(23)0066。

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