花々咲く山、後世に 桜の苗木100本植樹 宮城・蔵王

宮城県蔵王町北境地区で地域づくり活動に取り組む住民グループ「NPOいやしの郷北境」(高沢一男理事長)は1日、蔵王町円田助六壇の山林で桜の苗木を植樹した。将来的に花いっぱいの公園づくりを目指す。
 村上英人町長らによる記念植樹の後、地域住民ら約100人が財団法人「日本さくらの会」(東京)から提供を受けた桜の苗木100本を植樹した。式典で高沢理事長が「後世の子どもたちにきれいな丘を残したい」とあいさつした。
 北境地区では2009年、雪による冬季のスリップ事故対策として、道路に日影を作っていた山林のスギを伐採。荒廃した跡地を花の名所にしようと、10年11月に地域住民ら約60人がNPOを結成し、11年12月末までに桜やツツジ、アジサイなど約600本を植えた。
 2.2ヘクタールの山林に、ことしは700本、来年は500本を植樹する計画。今後はツリーハウスなども造り、一帯を「花パーク蔵王」として整備する。

タイトルとURLをコピーしました