花粉飛散が今年の3割程度 来春予測

気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)は11日、来春のスギとヒノキ(北海道はシラカバ)の花粉飛散量予測を発表した。昨年の猛暑で記録的に多かった今年より大幅に減り、全国平均で今年の3割程度とみている。
 同社は「早めに事前の対策を進めれば、今年ほど苦しまなくても済みそうだ」と話している。
 各地域の予測は、北海道と関東甲信、北陸、東海、山陰、四国、九州は今年の3割程度、東北と近畿、山陽が同4割程度。
 同社によると、今年の夏は厳しい暑さの時期もあったが、統計史上最高の猛暑だった昨年夏と比べれば西日本は曇りや雨の時期が多く、東日本も雲が多く気温が上がらなかったことから、花粉を飛散させる雄花が少なくなると予想した。
 北海道は晴れて暑い日が多かったが、シラカバは1年ごとに増減を繰り返す傾向があり、今年の大量飛散の影響で来春は少ないとみている。

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