若者が夢や目標を語り合える空間をつくろうと、仙台市の大学生らでつくるグループが「若者ジャック仙台」と銘打ったイベントを12、13の両日、市内で開く。映画の上映やライブ、合宿などを通じて、「若者の心を『占拠』し、火を付けるイベントにしたい」と意気込んでいる。
主催するのは「爆Let’s(ばくれつ)えんじん」。昨秋、宮城県内の大学生13人が「仙台から日本を元気にしよう」と結成した。
12日は、エスポールみやぎ(宮城野区)で、挑戦する若者の姿を追ったドキュメンタリー映画「107+1~天国はつくるもの~」(てんつくマン監督)を上映する。
13日は広瀬文化センター(青葉区)で、「若楽稲祭(わらいなさい)」と題し、絵本「いのちのまつり」のテーマソングで知られるシンガー・ソングライター弓削田健介さんらによるライブや、すずめ踊りなどのステージを楽しむ。
2日間のイベントに合わせ、エスポールみやぎでの1泊2日の合宿も企画した。映画やライブ以外の時間を使い、参加者が夢について考えるワークショップや自分の夢を発表する機会を設ける。
グループ代表の佐藤翼さん(22)=東北福祉大4年=は「若者の意欲が低下していると言われているのは、夢や目標を話しづらい雰囲気のせいもあるのではないか」と現状を分析。今回のイベントを通して「夢をかなえる姿をイメージし、『何かやりたい』『やろう』という気持ちになる若者が一人でも増えてくれればうれしい」と話す。
映画は12日午後6時半上映開始で、1500円(当日2000円)。若楽稲祭は13日午後1時開演で、1000円(同1500円)。合宿参加料は7000円(映画、ライブ参加費込み)。連絡先は事務局090(5595)4182。