3日の閣議で報告される2010年版「子ども・若者の状況および子ども・若者育成支援施策の実施状況」(子ども・若者白書)によると、2009年の失業率は全年齢平均の5・1%(前年は4・0%)だったのに対し、15~19歳が9・6%(同8・0%)、20~24歳で9・0%(同7・1%)と若年層の雇用状況の悪化が浮き彫りとなった。
フリーター数も09年は15~24歳で87万人、25~34歳で91万人の計178万人。この年齢層のフリーターは03年の217万人をピークに08年の170万人まで減少を続けていたが、6年ぶりに増加に転じた。
白書は4月施行の「子ども・若者育成支援推進法」に基づき、これまでの青少年白書を衣替えした。