英で日本のワサビ栽培・販売、欧州初 仏料理にも採用

 英国の会社が南部ドーセット州で日本のワサビを栽培し、販売を開始。欧州で商業ベースのワサビ栽培は初めてといい、フランス料理の有名シェフに採用されるなど用途を広げている。
 ドーセット州でクレソンを栽培している会社が、英国での日本料理の人気上昇や、ワサビの西洋料理への用途拡大を受け、3年前から挑戦。ワサビに適した砂地や流水などの整備で試行錯誤を繰り返し、栽培に成功した。
 「ワサビ・カンパニー」という名前の別会社を設立し、今年7月から販売を開始。価格は100グラム30ポンド(約4200円)で、欧州全域で取引されているという。
 英国でワサビは今やマッシュポテトなどの香味料として使われることもあり、同社と取引がある別の英国人シェフは「料理に独特の香りが加わり、辛さにまろやかさがある」と、わさびの魅力を話す。(共同)

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