英老舗紙も「理解に苦しむ」と苦言! 北朝鮮の前代未聞の暴挙が欧州でも物議「突き飛ばす行為は認められない」【アジア大会】

日本戦で北朝鮮の選手たちが見せた行動はいまだ余波が広まっている。(C)Getty Images

 北朝鮮の選手たちが見せた抗議は、“サッカーの母国”でも問題視されている。

 中国・杭州で熱戦が続くアジア大会。10月1日には男子サッカー準々決勝が行なわれ、日本代表が北朝鮮代表と対戦。ベスト4の切符を懸けた激闘は前者が2-1で勝利し、準決勝進出を決めた。

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 目を疑う抗議が繰り広げられたのは、試合終了直後だった。ジャッジに納得がいかなかった北朝鮮の選手たちが審判団を取り囲むと、鬼の形相で詰め寄る。そして冷静さを失った選手たちが手をあげそうになり、焦った大会スタッフが介入。最終的に監督とコーチ陣が制止して事態は収拾したものの、日本の選手たちも呆然となる大騒動に発展した。

 試合中のラフプレーも含めて、目に余る暴挙。これには英国の老舗紙も苦言を呈している。1896年創刊の大衆紙『Daily Mail』は「アジア大会準々決勝で日本に2-1で敗れた北朝鮮の選手たちが主審を総攻撃した」と刺激的な見出しを打った記事を掲載。「この試合は、敗れた北朝鮮の選手たちが主審を攻撃したことで物議を醸した」と振り返っている。

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 また、同紙は試合後の会見において「チームの振る舞いは許容されるべき」「公正でなければ、サッカーへの侮辱だ」と語ったシン・ソンナム監督にも苦言。選手たちを擁護した一連の言動を「審判を突き飛ばす行為は認められない。理解に苦しむ」とした。

 さらに香港の日刊紙『South China Morning Post』も「激怒した北朝鮮の選手たちが審判を襲撃した」とリポート。「日本の選手たちがPKによってリードを広げ、彼らの怒りは沸点に達した」と北朝鮮の選手たちが見せた暴挙を描写。こちらはシン・ソンナム監督のコメントについて「不可解な弁明だ」と断じた。

 アジア、ひいては世界の熱視線が向けられた大会での蛮行。その行動はいかなる理由があっても許されるべきではない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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