英語版観光マップ完成 外国人にPR

仙台市で5月20、21日に開かれる先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に合わせ、会場となる太白区の秋保温泉郷をPRする英語版の観光マップが 完成した。写真やイラストをふんだんに盛り込み、お薦めの散策コースや記念撮影ポイント、地元グルメなどを紹介している。
市など関係機関でつくるG7会議推進協力委員会(会長・奥山恵美子市長)がA2判、両面カラーで1万部を作製。会議までに秋保温泉郷の旅館や観光施設に備え置き、無料配布する。
イラストマップで、ウオーキングとランニング、サイクリングのモデルコースを示した。写真撮影スポットとして秋保大滝や二口峡谷などを挙げ、「恋人の聖地」として売り出している磊々(らいらい)峡の岩盤にあるハートマークなど、見どころを取り上げた。
グルメ情報のコーナーには、地元スーパー「主婦の店さいち」の名物「秋保おはぎ」や地元産材を使ったドリアなどが満載。ガラス工芸やこけしの絵付けを体験できる施設、人気の土産物も紹介している。
このほか、温泉の入り方をイラスト付きで説明。レンタサイクルや便利なウェブサイトの案内、JR仙台駅と秋保地区を結ぶ交通手段など、外国人客のニーズに合った情報を網羅した。
推進委事務局を担う市の担当者は「秋保を訪れた外国人客が散策を楽しむきっかけになればいい。会議終了後も活用したい」と話している。

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