茂木健一郎氏、ウクライナ問題に思うこと「専門家は賢いふりをするな、わからないと認めろよ」

脳科学者の茂木健一郎氏(58)が10日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「賢くない人たちが賢いふりをするのが人類にとっての最大の不幸」というタイトルで、ウクライナ問題について思うことを語った。  茂木氏は「ロシアとウクライナで様々な事情があって。誰か賢い人がいて、その全ての事態を把握している人がいると、思いたくなるんですけど。でも、把握しているふりをする人はいても、実際は把握していないじゃないですか」と、持論を展開する。  「コロナのときも、専門家は『自分は全部把握している』って言ってたけど、何も把握できてなかったじゃないか。だから、わからないと認めろよ、と。賢くもないのに、賢いふりをするのはやめろと、俺は言いたい。特に核の抑止力の専門家たちには言いたい。その欺瞞(ぎまん)は、ひょっとしたら全人類を破滅へともたらすかもしれないよ」と、忠告した。  最後は「賢くないヤツらが、賢いふりをすることほど、人類にとっての害悪はないと思います。俺は、自分がわからないことはわからないと言います。わからないことをわからないと認めるのが、教養なんじゃないでしょうか?」と、視聴者に問いかけていた。

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