茨城県南の新利根川と破竹川で魚大量死 ハクレンか、県対応検討

龍ケ崎市など茨城県南地域の新利根川と破竹川で、魚が大量に死んでいるのが見つかり、河川を管理する県が対応を検討していることが11日、分かった。多くが中国原産の大型魚・ハクレンとみられ、1メートルほどの個体も浮いていた。農薬や毒物が原因の可能性は低いという。

10日午後、同市八代町の農業、男性(79)が水田の見回りをしていた際、市内を流れる破竹川で異変に気付いた。男性は「大きな魚がたくさん、おなかを見せて苦しそうに泳いでいた」と振り返る。11日朝、男性は魚の死骸が浮いているのを発見。「初めての光景で驚いた」と話した。

茨城新聞が取材で確認すると、市内の八代町、長峰町、半田町周辺の破竹川で、数百メートルにわたり、少なくとも100匹以上死んでいる様子が見られた。大きさや形からいずれもハクレンとみられる。

県竜ケ崎工事事務所が調べたところ、新利根川でも同様の現象を確認。同事務所は「情報を精査して今後の対応を考えたい」としている。

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