草刈り場と化すジャニーズ事務所の無残…滝沢秀明氏「TOBE」は“辞めジャニ”たちの受け皿に

「今後の僕の行動というかチャレンジについては後日、お知らせできたらいいなと思っております」 滝沢秀明氏にジュリー社長と「同じ穴のむじな」の説明責任 ジャニー喜多川氏“側近”の過去は消せない  このほどジャニーズ事務所を退所した元Kis-My-Ft2の北山宏光(37)は、ファンクラブサイトでそんな動画メッセージを配信した。「辞めジャニ」とも呼ばれる退所組はこれで今年12人目。活動休止中のアイドルグループ嵐のメンバーも辞めジャニに名を連ねるのではないかと、一部で報じられている。  ジャニーズを辞めると、そのタレントは業界から干されるという悪しき不文律が明るみに出て久しい。元SMAPの香取慎吾らも、退所後はしばらく地上波から姿を消したものだが、ようやく流れが変わってきた。 「ジャニー喜多川氏の性加害問題の再発防止特別チームが『メディアの沈黙』と呼んで、ジャニーズとの共犯関係を指摘したことで、在京キー局はさすがにジャニーズ事務所との関係見直しを余儀なくされています。スポンサーの目もあり、辞めジャニどころか、ジャニーズのタレントの起用を控える動きになっていく可能性はあります」と、某広告プロデューサーは言う。  辞めジャニたちの仕事を奪うようなことをしてきたジャニーズが、業界から干される番が回ってきたとすれば自業自得。さらに、そうした業界のジャニーズ離れもあって、ジャニーズ事務所自体が草刈り場になりそうな様相だ。ジャニーズ事情に詳しい芸能関係者はこう言う。 「元キスマイの北山は滝沢秀明氏の設立した新事務所『TОBE』入りが有力視されていますね。辞めジャニたちの大きな受け皿として、ポストジャニーズながら本家を上回っていくような勢いです。もともとJrを率いてきた滝沢氏はタレント思いで知られていますから、性加害問題でますます肩身の狭い思いをしているタレント、とくにJrたちにしてみたら、救世主にみえるのかもしれません」

TOBEは新しい地図と接触報道

滝沢秀明氏(C)日刊ゲンダイ

 さらに、その滝沢氏が香取慎吾ら元SMAP3人による「新しい地図」の所属する事務所「CULEN(カレン)」の女性社長I氏(65)と接触。極秘会談していたと一部スポーツ紙に報じられた。連携や合流を含む協力体制が構築されればジャニーズの勢いはどんどんそがれることになる。 「独立しても人気があればファンはついてきてくれる。ジャニーズのタレントたちには、そんな確信めいたものが芽生えてきているようです。人気、実力がなければ駄目ですが、芸能界とは本来そういうもの。ジャニーさんやメリーさんの意向とか、いまならジュリーさんの顔色ばかり気にしている時代ではなさそうです」(前出の芸能関係者)  かくして退所ラッシュはますます加速していく。そのほか、売れっ子には「とくに役者系のタレントには他の事務所からの移籍話が舞い込んでいます」(芸能プロ幹部)。  おごれるジャニーズも、また久しからずというわけだ。

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