フィギュアスケートで2006年トリノ冬季五輪女子金メダリスト、荒川静香さん(36)の世界殿堂入りが17日、発表された。
日本人では、国際競技会で女子選手初めてのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功した1992年アルベールビル五輪銀メダルの伊藤みどりさん(48)、荒川さんや浅田真央さん(27)、小塚崇彦さん(29)らを数多くのトップ選手をコーチとして指導した佐藤信夫氏(76)に続き3人目の快挙となる。
荒川さんはトリノでイリーナ・スルツカヤらを抑えて、アジア人初となる金メダルを獲得。04年世界選手権では日本人3人目の金メダル獲得するなど数々の功績を残し、同じ仙台のリンクを拠点にしていた五輪王者の羽生結弦(23)=ANA=にも影響を与えた。
◆荒川静香(あらかわ・しずか)1981年12月29日、東京都生まれ。36歳。早大卒。5歳でスケートを始め、97、98年全日本選手権優勝。東北高1年の時に長野五輪13位。2004年GPファイナル銀メダル、同年世界選手権で日本人として3人目の金メダル。06年トリノ五輪でアジア人初の金メダルに輝き、プロスケーターに転向。13年末に一般男性と結婚し、14年11月に長女を出産。日本スケート連盟副会長も務める。166センチ。血液型O。