秋も深まり日照時間が短くなってくると、急に気分が優れなくなるといった経験はありませんか?
日照時間の減る季節には、冬うつや季節性感情障害に罹患(りかん)したり、センチメンタルになったりして、日常生活に不都合が出てくる女性も少なくないといいます。
そこで今回は、アメリカの国立衛生研究所の情報を参考に、“秋冬に特有な気持ちの落ち込み”を克服するテクニックをまとめてみました。
■1:朝に散歩する
季節性感情障害や冬うつはもちろん、冬の気分の沈み込みは、日照時間の減少が直接の原因だと分かっています。太陽を浴びる時間が減ると体内時計が狂って、昼でも就寝前のような心理状態になるそうです。
曇りの日でも散歩に出れば、室内より明るさを感じられます。とくに冬の間、日照時間が極端に減る地域にお住まいの人は、積極的に朝の散歩に出掛けてみるとよいでしょう。
■2:意識的に友だちとランチに出掛け、窓際に座る
秋や冬に気分が落ち込みがちな人は、積極的に友だちをランチに誘い出して会話を楽しむといいそうです。友だちと明るい時間に出掛ければ、日光を浴びるチャンスも増えます。
レストランやカフェも、できるだけ明るいお店を選んでください。窓際やテラス席など太陽を感じられる席がおすすめです。
■3:菓子パンには手を出さない
季節性感情障害や冬うつ、秋冬の気分の落ち込みを感じると、甘い食べ物が無性に食べたくなり、菓子パンやケーキで食事を代用してしまう人が増えるといいます。
偏った食事が肥満、体のだるさ、気分の落ち込み、エネルギーの低下をまねくと、さらなる悪循環に陥ってしまう危険性もあります。秋冬はいつも以上に食事のバランスを心掛けてくださいね。菓子パンには手を出さないよう、注意してください!
■4:家事もスケジュール帳に書き込む
気分が落ち込むと、日々の家事やルーティーンがおろそかになりがちです。着替える、顔を洗う、お風呂に入る、洗濯物を畳む、掃除機をかけるといった何気ない行動が雑になってくると、心もマイナスの影響を受けやすくなるといいます。
日々の家事や行動をあえてスケジュール帳に書き込んで、きっちりこなせるように自分を誘導してください。体を動かせば、心も付いてきますよ。
以上、秋冬に落ち込む自分を立て直すテクニックを4つ紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 太陽を浴びるために積極的に外出し、バランスのいい食事を心掛けましょう。日常生活をスケジュール帳に落として意識的に取り組むことも効果的です。