蓄電池システム被災3県に貸与 デンソーとトヨタホーム

 トヨタ自動車グループの部品最大手デンソー(愛知県刈谷市)と住宅メーカー、トヨタホーム(名古屋市)は27日、被災地支援の一環として岩手、宮城、福島3県に対し蓄電池システム計20台を2年間をめどに無償貸与すると発表した。
 システムは最大5キロワット時の電力を充電できる鉛蓄電池に、電力制御装置を搭載。停電時の電源などに使える。両社がミサワホーム、新神戸電機(東京)などと共同開発した。
 3県から必要台数を募った上で、11月中旬をめどに各県の意向に合わせた場所に設置する。併せて発光ダイオード(LED)電球計400個(蓄電池システム1台につき20個)も無償提供する。
 デンソーは「システムで夜間に蓄電し日中に利用することで、電力使用のピーク時間をずらすこともできる。今後も復興に向けた支援策を展開したい」としている。

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