蔵王町のみやぎ蔵王えぼしスキー場で1日、県内のトップを切ってスキー場開きがあった。積雪は標高1100メートルの石子ゲレンデでも、うっすら雪化粧した程度。初滑りはお預けとなった。
式典には関係者約100人が出席し、屋内でのテープカットで祝った。スキー場を経営する宮城蔵王観光の門脇次男社長は「安全、サービスを第一に準備を進めたい」と話した。
今週中には冬型の気圧配置が強まり、まとまった積雪が見込まれる。人工降雪機も活用し、週末の一部滑走可能を目指すという。
スキー場は今季、高原ゲレンデの片斜面を初心者向けに改修。蔵王連峰のやや活発な火山活動を受け、従業員を対象に研修会を開き、災害時の避難誘導方法を徹底した。
県南では、すみかわスノーパーク(蔵王町)が5日、白石スキー場(白石市)と七ケ宿スキー場(七ケ宿町)、セントメリースキー場(川崎町)が19日、今季の営業開始を予定する。