蔵王山で火山性微動、「御釜」の湖面で白濁確認

 仙台管区気象台は9日、宮城・山形両県にまたがる蔵王山で同日午前5時5分頃、やや小さな火山性微動が発生したと発表した。
 同気象台によると、山形大による8日の調査で、火口湖の「御釜(おかま)」の湖面に白濁が確認されたという。同気象台は「現時点で、それ以上の異常は認められていない」としている。
 蔵王山では昨年1月、火山性微動が2010年9月の観測開始以来初めて確認された。今年9月30日以降も火山性地震や微動が相次いでおり、同気象台は、9日の微動もこの活動の一環とみている。
 蔵王山は1940年の小規模噴火を最後に噴火していないが、同気象台は警戒を呼びかけている。

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