藤崎が富裕層向けサイトを12日開設 ブランド品、輸入車、新築マンションも情報提供

藤崎は12日、登録制の外商会員向け専用サイト「ロイヤルカスタマーズルーム」を開設する。高級ブランドの限定品を抽選販売するほか、旅行商品や輸入車などの販売を仲介。ネットショッピングに親しみ、入会が増えている40代の富裕層らの取り込みを目指す。

 サイト上で限定ウイスキーの抽選販売や、高級海産物の取り寄せ販売などを予定する。店頭で販売する時計など高級ブランド品の情報や、店頭で扱っていない輸入車や新築分譲マンションの情報も提供する。

 サイトのアクセス状況に合わせ、毎月10~20本の商品紹介記事やコラムも掲載する。チャットによる問い合わせにも対応できるよう検討を進めているという。

 自宅などを訪れた藤崎の販売担当者から商品を購入できる外商会員は60代が中心だった。会員層の拡大に向け、藤崎は5月末からロイヤルカスタマーズルームを試験運用していた。

 営業企画担当の高橋伸介専任課長(42)は「40代の外商会員は旅行商品などのニーズが高く、サイトを通じて新たな需要の掘り起こしができると思う。輸入車などの販売を手がける業務提携先の情報の受け皿にもなる」と話した。

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